[革靴を長持ちさせるには、ローテーションさせるのが良い]という言葉は、色々なところで聞きます。この言葉を初めて聞いたとき、[単純に靴が多ければ使用頻度が下がるから、ただの錯覚じゃね?]と感じました。
たとえば靴一足が3年もつとして、2足あれば6年になります。
このように単純に2倍になったことで長持ちしている気になってるんじゃないの?としばらく思っていました。
足が1日にかく汗の量は約200[ml]
革靴を一日中履いていると、牛乳瓶一本分近くの汗が革靴に吸収されるのです。
もちろんこれは言い過ぎで、靴下に吸収されたり、そのまま大気解放される汗もあります。
ここで重要なのが汗を吸収した革靴がきちんと乾くまで2,3日が必要ということです。
毎日同じ靴を履き続けると…
毎日履き続けると、靴が乾く暇がないため革靴内の水分が飽和します。
これによって以下の問題が生じます。
1.靴を履いた時に蒸れた感じがする。
2.雑菌が繁殖しやすくなり、においの原因となる。
3.ひび割れの原因になる。
という感じで悪いこと尽くしです。
実際に実験してみました
本当はやるべきではなかったのですが、一か月出張に行ったときに革靴1足を毎日履いていました。
正直そこまでダメージはないだろうと思っていました。
が、素人の私でもわかる程度には変化がありました。
まず、徐々に革靴が湿っぽくなってきます。
さらに履き続けると、アッパーがふにゃふにゃしてきます。
思った以上の変化にびっくりです。
一応今までは連続で同じ靴を履かないようにしていたので、わかりやすかったかもしれません。
まとめ
というわけで、革靴を履く際には複数の靴をローテーションした方がよさそうです。
靴を長持ちさせるポイントの一つであることは間違いなさそうです。