スタックとは
ここで話すのは車のスタックについてです。アクセルを踏んでも車が動かない状態を「車がスタックする」と表現しますね。雪山で動かなくなった車が映るのをニュースで見たことがあるのではないでしょうか(最近の箱根とか)
車がスタックした経験はありますか?恥ずかしい話ですが私は何度もあります(笑)スタッドレスタイヤを履いていたとしてもスタックは起こりうるので、脱出方法を知っておくことは損ではないかと思います
スタックした時なぜ抜け出せないのか
スタックすると、アクセルを踏んでもタイヤが回転する音が聞こえるだけでほとんど動きません
実はこの時車を外から見ると、片側のタイヤだけが回転してもう片方は止まっている場合が多いのです(一般的な二輪駆動の場合)
抵抗の小さいほうが空転して、抵抗の大きい側が止まっているのですが車の構造上こういうものだと思って頂いて問題ありません(そこらへんは参考知識として後で書きましょう)
脱出方法
少々前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。
1. 冷静になること
車がスタックすると、血の気が引いて「どうしようどうしよう」と焦ってしまいます。車に関するトラブルの大半がそうでしょうが‥
まずは落ち着きましょう。焦ったところで事態は好転しませんし、咄嗟の対応力を問われているのだと思い込みましょう
2. 状況を確認
車から降りて周りを確認しましょう。側溝に片輪落ちてないか、車の前後にスペースはあるかなどです
前方にスペースがなければバックで出る必要があります。どちらにもスペースがないことは横滑りしない限りないでしょう
3. 駆動輪に毛布などを挟み込む
これです!これが言いたいがために書き始めたと言っても過言ではありません!板などではなく柔らかいものがよいです
というのも、布や毛布であればタイヤが回れば勝手に巻き込んでいってくれるからです。前進したければタイヤの前側に。バックしたければタイヤの後ろ側に置きましょう
※ここで注意点
駆動輪は確認しましょう(現代の大半の車は前輪駆動ですね)そして出来れば駆動輪の両方に噛ませましょう
‥とここまで読んで、「毛布なんてないわ!」と今まさに窮地に立たされている方がいるかもしれません
そんなときはフロアマットを使いましょう。運転席や助手席の足元のマットです。ちょっと気は引けますがおそらくあるはず
4. 補助として人に押してもらう
同乗者がいた場合、押してもらいましょう。押すだけではなく、揺らして反動をつける感じです
イメージは、源義経(牛若丸)が幼少期に大きな鐘を小指一本で揺らしてみせたという話ですかね(だめだ‥これしか思いつかない)あとは‥ブランコとか?
これなら見知らぬ方が困っていた際にもかっこよく助けることができますね
5. JAFを呼ぶ
ここまでやってダメならJAFを呼びましょう。大丈夫、優しく助けてくれます
とまぁうだうだ書いてみましたが、要は車に毛布を入れておこうってことですね。雪山なんかはとても寒いのでいれておいても損はありません
無駄に長くなってしまいましたが、読んでくださった方ありがとうございます
参考知識
話はもどって、なぜ空転してしまうかです。車が左折する時を想像してください。車が再び真っ直ぐになるまでに、右と左のタイヤのどちらが多く回転するでしょうか
右のタイヤの方が多く回転しますね。ということは左のタイヤが右のタイヤよりも少ない回転になっているのですが、もし両タイヤが同じだけ回転していたらどうなるでしょうか
答えは、左のタイヤが削れます。そうならないように(?)左右のタイヤの回転は同期していないのです
また、スポーツカーなどは逆にアクセルオンで左右のタイヤの回転数が同期するような機構を持っていたりします
この話は‥また長くなりそうなのでやめましょう(笑)