思った以上に長くなりましたが、ひとまず補修が終了しました。
今回はフォーカシングスクリーンの清掃です。ペンタプリズムの腐食補修、フォーカシングスクリーンの清掃によってファインダー像がかなり綺麗になったので見てください!
[フィルムカメラ] オリンパス OM-1 :ファインダーが汚い!モルトによるペンタプリズム腐食の修復方法 その②
最初にBefore After
まずは補修開始前のファインダー像から覗き込んだ写真
ペンタプリズムの腐食を補修した後
そしてこれがフォーカシングスクリーンの清掃を終えた後です。いかがですか?我ながらいい仕事をしたと自負しております。この画像を見ていただけただけでももう満足です。
…が、一応清掃方法も記述します。
フォーカシングスクリーンを取り出す
まずはレンズを外し、下から覗き込むとフォーカシングスクリーンが見えます。
赤枠の部分に見えている突起を手前(レンズ方面)に引きます。
すると黒い留め具と一緒にフォーカシングスクリーンがカシャンと降りてきます。
角度を変えて見てみましょう。
この突起部分はファインダー像に関係しませんので、ここをピンセットでつまんで取り出します。
後はフォーカシングスクリーンを無水エタノールで拭けば終了です。また、フォーカシングスクリーンを取り出した後に内部をブロアーで吹いておきましょう。
割とあっさり終わりましたね。では最後にファインダーから覗いてみましょう。うーん、エレガントです。
今回作業時に使用した道具類も紹介しておきますね。
レンズクリーニングペーパーを使用していますが、市販の濡れティッシュでよくない?と思ったあなた!お気を付けください。濡れティッシュで拭くと毛羽が発生するので、拭いても拭いてもきれいになりません。乾いた後に眼鏡ふきなどで乾拭きするとなんとかなりますが…。
なんで知ってるかって?もちろん試したからです…。