今回は星系写真撮影時のよくある失敗例を紹介します。
ピントのミス
ピントが合っているか確認するには、ディスプレイで拡大するのが一番です。拡大した時の判断方法について説明します。ピントが合っていない時の写り方を覚えておけば、ピントリングを少しずつ回してピントが合うところを探すという方法が取れます。
ピントが合っている場合、星がしっかりと点になります。露光時間によって星が点ではなく線になりますが、ピントが合っていれば変なボケは発生しません。
ピントが合っていないと、拡大した時に星が玉ボケのようになってしまいます。全体写真で見るとシャープさに欠けます。
三脚に触ったり、シャッターでブレてしまう
撮影時に三脚がブレたり、シャッターを押した時にブレると、星が重なった写真になってしまいます。
シャッターはおさずに、リモートコントローラを使用するかタイマーを使用してシャッターボタンを押した時の振動を抑えます。
三脚の耐荷重が低く、途中で三脚の脚が縮む
三脚の耐荷重が足りない場合、以下のような写真になることがあります。一般的に三脚の耐荷重は、載せるカメラとレンズの合計重量を2倍したものを使う必要があります。カメラとレンズの重量が合計2kgだった場合、耐荷重が4kg必要になります。
三脚の一本の足がゆっくりと縮んだ結果、流れ星のような写真になりました。
これはこれで面白い写真ですが、耐荷重が全く足りていませんね。
まとめ
以上のように、ピントとブレが星系写真の失敗例としては多いです。
撮影の際にディスプレイを拡大して確認しましょう。
ジャンル別撮影方法まとめ