遂に始まりました、革靴の手入れについてです。
革靴を長く履き続けるにはとても重要ですね。
個人的には、安価な革靴も手入れをしっかりしていれば良質な靴に見える…気がします。
ちなみにシューキーパー(シューツリー)を装着することでより作業しやすくなります。
では、いってみましょう。
▼目次
用意するもの
見事にメーカーがばらついていますが、基本的なお手入れは以下で行います。
多くの道具を使用して手入れをするのは、平均して3週間に1回くらいでしょうか。
靴をローテーションすると履く頻度が減るのもありますが、あまり手入れをやりすぎるのも革のためにもなりません。あまり気負わず、靴の見た目で判断したり酷使した日などに実施すれば良いでしょう。
重要なのは簡単な手入れでもいいので、続けることです。
超簡単かつ重要な手入れ
超簡単です!!しかも重要!!
家に帰ってきたときにパパッとできますので、いっそのことクセにしましょう。
馬毛ブラシで埃や軽い汚れを払い落とします。
馬毛ブラシは細く柔らかいのでこの作業に向いています。
そのあとに豚毛ブラシ(普段乳化クリームを延ばす)でブラッシングすれば終了です。
簡単でしょう?
正直革靴の手入れが面倒だと感じる方もいらっしゃるでしょう。
この作業だけでも寿命は延びますので、参考にしてみてください。
ちなみに1,000円位で手に入ります。
馬毛ブラシと豚毛ブラシのセットになっているものもあるのでお得です。
[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY ブラシ プロホースブラシ 7030 ブラウン フリー
ちょっと手間だけどしっかりお手入れ
1.上記のように馬毛ブラシで埃を落とします。
2.布にクリーナーをとって、靴全体を拭いていきます。
→油性の汚れを落とし、以前塗ったクリームを除くためです。
布を湿らせるくらいの気持ちで、どばどば使う必要はありません、
布は常に綺麗な面を使用しましょう。
3. ペネトレイトブラシ(または布)を使用して、乳化性クリームを塗布していきます。
靴に水分、油分、栄養補給するのが目的です。
分量は片足で米粒3個分ほどです。
私はいつも数か所ちょんちょんとつけて、伸ばすイメージで塗りこんでいきます。
4.豚毛ブラシで乳化クリームを均等に広げる
超簡単手入れで紹介した豚毛ブラシです。
クリームを均等に広げ、余分なクリームを払い落とします。
絵面は馬毛ブラシと一緒ですね。
ここまでいくと、かなり綺麗になります。
コバの部分なども忘れずに毛を入れましょう。
5.乾拭き用布などで仕上げ
乾拭きで終了です。
クリームがつかなくなるくらいまで拭きます。
本当はこの後に鏡面仕上げなどを実施することもありますが、今回はここで終了としましょう。
より手間がかかるお手入れ
より手間をかけると銘打ちましたが、今回は紹介にとどめます。
・手入れの前に靴紐を外す
→ 紐の穴周辺にも栄養を与えるため
・コバ部分の補色
・鏡面仕上げ
・革底の手入れ
などがあげられます。
少しずつ紹介していきたいと思います。
以上、一般的な牛革のお手入れ紹介でした。