滝を撮影する際に低速シャッタースピードでの撮影写真を紹介しました。
今回は逆に、高速シャッターで水の一滴一滴をブレずに撮影する方法を紹介します。
必要なシャッタースピードはいくつ?
下の写真は、シャッタースピード 1/4000秒となっています。
このスピードならしっかりと描写できます。
わかりづらいので拡大したものも紹介します。
1/4000秒
では同じ場所でシャッタースピードを変更して撮影したものを一つずつ確認していきましょう。
1/2000秒
1/1000秒
1/500秒
1/500秒までシャッタースピードが遅くなると水しぶきがブレているのがわかりますね。
水しぶきを一滴一滴描写するには1/500秒以上のスピードが必要ということがわかりました。
撮影方法
最も簡単な方法は以下になります。
1. 撮影モードをシャッタースピード優先
2. ISO感度設定をAUTOに設定
上記の設定であれば、シャッタースピードだけをポンポン変更すれば楽に撮影できます。
もうちょっと手間をかける場合は…
1. 撮影モードをマニュアルに設定
2. シャッタースピードを1/4000秒に設定(高速寄り)
3. 絞りを決定(最もシャープに映る値:開放から2〜3段絞り)
4. 明るさが足りたないのでISOを上げて対応
5. 上の設定が決まれば、あとはシャッタースピードとISOを同じ段数ずらして撮影
シャッタースピードを1段遅くした場合、ISOも1段下げることで露出は変わらないので同じ明るさで撮影できます。
まとめ
シャッタースピードによる写り方の違いでした。1/500秒よりも早くすれば一滴一滴がしっかりと描写できます。
では最後に滝を真上から撮影した写真です。