今回は革底周辺のパーツ紹介です。
グッドイヤーウェルテッド製法やマッケイ製法などを紹介する前にそれぞれのパーツの名称を覚えておきましょう。
1.ウェルト
押縁とも呼ばれ、ウェルテッド製法の靴ではとても重要なパーツです。
最終的にアッパーとインソール、アウトソールがつながることになります。
牛革やプラスチックが使われます。
2.アウトソール
外底や本底と呼ばれます。
歩く際にもっとも痛みやすい部分です。
代表的な素材は牛革から合成ゴムやスポンジ、ウレタンなどかなり幅広いです。合成ゴムなどは雨の日用に特化したものもありますね。
3.コバ
革靴を真上から見ると、アッパー部分からはみ出ているアウトソール部分が見えます。
このはみ出た外周部分をコバと呼びます。
多様なデザインが存在します。
コバが広い:安定感のある印象
コバが狭い:繊細な印象
個人的にはコバが狭い靴が好きです。
シュッとした感じになります。
ちょっとフライングですが、上の図はグッドイヤーウェルテッド製法の革靴です。
出し縫い糸の真下がウェルト、さらにその下がアウトソールです。
中底:インソールとも呼ばれるパーツ。
中物:アウトソールとインソールの隙間を埋め、クッションの役割を務めます。
既成靴ではコルクが用いられることが多いです。
今回は革底周辺の名称について説明しました。
やっと次回は革靴の製法についての話ができます。名称については何度も説明するので少しずつ覚えていきましょう。