今回は2017年9月の天の川観測日和を考えていきたいと思います。
夏が過ぎ去ったあと、秋に向かっていく時期の星観測について話していきたいと思います。
9月は天の川の見どころ(銀河の中心部)が見られる時間は短くなってしまいます。19時くらいにはすでに天の川が南の空にいるので、以降は西側に沈んでいくだけです。
9月の星空は、朝方になると冬の星座も見えるようになります。
オリオン座が有名どころですね(午前3時ごろ)
9月上旬
日の入りが18時です。
19時には天の川は南の空から北の空にかけて存在します。
天の川の見どころ部分はこのタイミングですね。
南の空にあるときが天の川の根元部分までしっかり見えるので、ここを見どころと表現しています。
下の写真が、ちょうど南の空から天頂にかけて北の空にアーチをかけているときのものです。
9月中旬
日の入りが17時50分ごろです。
18時から20時ごろに南の空に存在します。見ごろです。
9月の夜空は天の川がすでに南の空にいるので、すぐ傾いていきます。
下の画像は、南の空の天の川が西側に傾いてきている写真です。
9月下旬
日の入りは17時半ごろです。
このタイミングですでに天の川は南の空に存在します。
ということは、天の川がまっすぐに立っている状態が見えるのはこの時期が最後ですね。
月の状態
9月1日:月の出は15時ごろ。月の入りは0時ごろです。
9月2日:月の出は15時半ごろ。月の入りは1時ごろ。
9月3日:月の出は16時ごろ。月の入りは2時ごろ。
という感じで1日30分〜60分ペースで月の出、月の入りがズレていきます。
9月15日は月の出は0時ごろ。月の入りは14時ごろ。
9月30日は月の出は14時ごろ。月の入りは0時ごろ。
ちなみに9月6日は満月、9月13日は半月、9月20日が新月、9月28日が半月です。
まとめ
ではおすすめの星見日和はいつなのでしょうか。
9月の上旬は月の入りが0時なのでそれ以降はかなりしっかり星空が見えますね。天の川のみどころはすでに見えませんが、秋の星座、冬の星座はたくさん見えます。
9月の中旬は0時に月が昇り始めるので、その前が見どころですね。
しかし、月も半分以上が欠けているのでそこまで明るくならないかと思います。
9月の下旬は月がなくなるのが0時ですので上旬とほぼ同じような感じですね。
具体的な日程
月の状態だけを考えると、9月の中旬から下旬にかけての時期が良いでしょう。月の状態をほとんど考えなくてよいので楽です。
16,17,18日の連休、23,24日と使えそうな休日がありますね。
作品紹介
今まで作成した記事で、星を撮影したものをまとめてみました。
撮影方法とか星座についてもありますが…。
もしよければご覧ください。