今回は2017年10月の天の川観測日和を考えていきたいと思います。
今年の9月は比較的暖かかったですが、9月後半には肌寒くなってきました。
10月は天の川の見どころ(銀河の中心部)が見られる時間はほとんどありません。日没を迎えた直後には南の空に天の川がいる状態です。
天の川の見どころはあまり楽しめませんが、秋の星座、冬の星座を楽しむことができます。
また、寒くなってくると空気が澄んでくるので星もたくさん見えます。
10月上旬
日の入りが17時半です。
天の川は17時には南の空にいるので、日没してから星が見えるようになるまでに天の川の見どころポイントは沈み始めてしまいます。
南の空にあるときが天の川の根元部分までしっかり見えるので、ここを見どころと表現しています。
下の写真が、ちょうど南の空から天頂にかけて北の空にアーチをかけているときのものです。
10月中旬
日の入りが17時ごろです。
すでに天の川の見どころです。
星が見え出したころには傾いています。
下の画像は、南の空の天の川が西側に傾いてきている写真です。
10月下旬
日の入りは17時前頃です。
このタイミングですでに天の川は南の空に存在します。
中旬と同様に、星が見え出したころには傾いています。
月の状態
10月1日:月の出は15時ごろ。月の入りは0時半ごろです。
10月2日:月の出は15時半ごろ。月の入りは1時半ごろ。
10月3日:月の出は16時ごろ。月の入りは2時半ごろ。
という感じで1日30分〜60分ペースで月の出、月の入りがズレていきます。
10月15日は月の出は0時ごろ。月の入りは14時半ごろ。
10月30日は月の出は14時ごろ。月の入りは0時ごろ。
ちなみに10月6日は満月、10月12日は半月、10月20日が新月、10月28日が半月です。
まとめ
ではおすすめの星見日和はいつなのでしょうか。
10月の上旬は月の入りが0時半なのでそれ以降はかなりしっかり星空が見えますね。天の川のみどころはすでに見えませんが、秋の星座、冬の星座はたくさん見えます。
10月の中旬は0時に月が昇り始めるので、その前が見どころですね。
しかし、月も半分以上が欠けているのでそこまで明るくならないかと思います。
中旬から20日の新月にかけて、どんどん月が暗くなります。
9月の下旬は月がなくなるのが0時ですので上旬とほぼ同じような感じですね。
具体的な日程
月の状態だけを考えると、10月の中旬から下旬にかけての時期が良いでしょう。月の状態をほとんど考えなくてよいので楽です。
10月の前半に3連休があるのですが、満月に近いので星が多く見えるのは0時を回った後になります。
新月が20日になるので、21,22日の土日は天気が良ければおすすめです。
観測できる星座
すでに秋ですが、最もよく見えるのは夏の大三角形です。
妙な感じですね。南から西の空に見ることができます。
りゅう座やケフェウス座なども北の空に見えます。
この星座は比較的年がら年中見えますが…。
秋の星座のペガサス(ペガスス)座やアンドロメダ座、ペルセウス座も見えます。
作品紹介
今まで作成した記事で、星を撮影したものをまとめてみました。
撮影方法とか星座についてもありますが…。
もしよければご覧ください。
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