望遠レンズの圧縮効果って何?焦点距離によって変わる遠近感を検証

まとめ画像


圧縮効果とは?

圧縮効果とは、遠くの被写体を近くに引き寄せる効果のことです。
この効果を利用することによって撮影対象を凝縮して迫力を出すことができます。
また、焦点距離が長くなるにつれ効果も大きくなります。

圧縮効果のポイント

1. 焦点距離が長くなるほどに圧縮効果は大きくなる

2. 圧縮効果によりマクロ的な表現が可能

 


よく望遠レンズを使うと圧縮効果があるという文言をみたことがあります。
でも、なんとなくイメージができなかったんですよね。

で、なんでイメージしずらかったかというと「同じ構図で比較されていない」ことだったんです。焦点距離を変えて同じ構図で撮影することで、圧縮効果のほどを検証してみることにしました。

焦点距離24mm

では焦点距離を広角側から順に検証していきましょう。
私の持っているレンズで最も広角側が24mmなのでまずはこれです。
緑と青の缶の大きさの違いを覚えておいてください。青が緑の半分くらいですね。

焦点距離:24mm

焦点距離:24mm

焦点距離35mm

対して焦点距離が変わらなくて申し訳ないですが次は35mmです。
24mmに比べてちょっとだけ青の缶が大きくなっています。

緑の缶が同じ大きさに見えるように撮影距離を変えています。もちろん缶の物理的な距離は変えていません。

焦点距離:35mm

焦点距離:35mm

焦点距離70mm

ではレンズを変えて焦点距離70mmです。
ここまでくるとわかりやすいですね。見事に緑の缶と青い缶の「見かけの大きさ」が近づきました。

「見かけの大きさ」が同じくらいということは、遠近感で考えるとより「2つの物体が近くに見える」ということです。これが圧縮効果ということですね。

焦点距離:70mm

焦点距離:70mm

それでは最後に300mmです。
2つの缶がほぼ同じ大きさになっています。
…青の缶は落としたせいで凹んでいます。

焦点距離:300mm

焦点距離:300mm

まとめ

それでは最後にまとめの画像です。
緑の缶は同じくらいの大きさに調整しましたが、青の缶の高さを揃えるのをすっかり忘れていました。

焦点距離別の圧縮効果の具合がわかりやすくなりましたね。
焦点距離が長くなるにつれ、圧縮効果が増すということが確認できました。

まとめ画像

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ジャンル別撮影方法まとめ

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