撮影倍率ってどうやって計算するの?実際の写真を使って計算式を算出

花 マクロ

今回は最大撮影倍率についてです。これまで、最短撮影距離、被写界深度、絞りについて説明してきました。ボケのコントロール方法もある程度わかったかと思います。

[最大撮影倍率]は、マクロレンズが特にアドバンテージを持っている項目です。
マクロレンズをマクロレンズたらしめている特色について検証していきます。

基礎知識
1.最短撮影距離
2.被写界深度
3.絞り
4.絞り羽について
5.撮影倍率

▼目次

  1. 最大撮影倍率とは?
  2. 最大撮影倍率の違い
  3. そもそも倍率って何?
  4. まとめ

最大撮影倍率とは?

最短撮影距離で被写体を撮影した場合に、実際にカメラのセンサに写りこむ被写体の倍率のことです。…文字で書いても全くわからないですね。
というわけで今回も検証してみましょう。

まずはセンサーについて説明します。
フルサイズのカメラの場合、24[mm]×36[mm]の大きさのセンサーが搭載されています。
この大きさを覚えておいてください。(何度も書きますが…)

最大撮影倍率の違い

マクロレンズの倍率は、1倍です。これよりも高い倍率のものもありますが大抵は1倍のものです。
普通のレンズ…といっても難しいので今回は手元のNikon 50mm f1.8 単焦点レンズを見てみます。
こちらのスペックを確認すると、最大撮影倍率は0.15 倍となっています。

さて、マクロレンズの撮影倍率1倍というのがどのくらい凄いのかを写真で説明します。
まずは最大撮影倍率1倍レンズの写真です。

撮影倍率1倍

60mm f/4.8 1/800s ISO1000 (Nikon610 / AF-S Micro 60mm f2.8)

そして次は撮影倍率0.15倍レンズの写真です。

撮影倍率0.15倍

50mm f/1.8 1/4000s ISO1000 (NikonD300 / AF-S 50mm f1.8)

この画像、2つとも最短撮影距離まで近づいています。
つまり、このレンズで最大まで被写体を大きく写しているんです。

撮影倍率1倍レンズのほうが被写体を大きく写せていますね。

そもそも倍率って何?

1倍やら0.15倍の倍率は、レンズのセンサーサイズを基準に考えます。
フルサイズのカメラを使用している場合は24[mm]、36[mm]です。

倍率1倍はとてもわかりやすいですね。1円玉の直径は20[㎜]です。
見た目通りの大きさでセンサに写ります。
20[mm]の一円玉が20[mm]でセンサに写りこむということです。

倍率1倍

倍率1倍

上に概念図を置いてみましたが、いまいち伝わりづらいですね…
というわけで別の写真を用意しました。
撮影倍率1倍で撮影したものです。20[mm]の一円玉が20[mm]で写っていますね。
センサーサイズ24[mm]×36[mm]が基準です。

1倍マクロ

1倍マクロ

次は撮影倍率0.15倍です。20[mm]の一円玉が3[mm]になっていますね。
…気づきましたか? 20[mm] × 0.15[倍] = 3[mm]です。
被写体の大きさが、撮影倍率をかけた大きさでセンサに写されます。

撮影倍率の計算は、以下となります。
撮影倍率 = センサ上に映った大きさ ➗ 実際の大きさ

0.15倍

0.15倍

…こちらのほうがわかりやすいですね。
要は倍率が大きければ大きいほど拡大して撮影できるということです。

まとめ

今回は[最大撮影倍率]について話をしました。
マクロレンズは被写体をより大きく撮影できます。
これで最短撮影距離、被写界深度、絞り、撮影倍率についての説明が終了しました。これらの項目はマクロ撮影において非常に重要な知識になりますので、撮影時には意識してみましょう。

 

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