その結び方ホントに合ってる? 徹底解明!ベルルッティ結び:正しい結び方を検証

ベルルッティ結び berluti knot正しい結び方

正しいベルルッティ結びとは?

前回、ベルルッティ結びについてざっくり説明しました。紹介した画像と映像についてなのですが、この2つ結び方がそれぞれ違うんですよね…

なぜ違うのかはわかりませんが、どちらが本来の結び方なのか私なりに検証してみました。
今回の場合、公式サイトで紹介されている結び方を本来の結び方と言っています。

 どこが違うのか?

また公式サイトからの画像を拝借…番号をふりました。注目していただきたいのが10番です。

(出典:http://www.berluti.com)

(出典:http://www.berluti.com)

9番で[左右に輪がある状態]になります。そして10番の処理の仕方が異なります

画像:左の輪をもう一周通す

動画:右の輪をもう一周通す

ネット検索すると多くの方が動画と同じ方法で結んでいました。この方法だと通した側をそのままもう一回通すのでやりやすいのですよね
ですが、上記画像の結び方とは違いがあります

何がどう変わるのか

実際に検証してみましょう。
画像と同じ方法: 結び終わった際、横に真っ直ぐに伸びる

60mm f/13 1/160s ISO200 (Nikon610 / AF-S Micro 60mm f2.8) ベルルッティ結び Berluti knot

60mm f/13 1/160s ISO200
(Nikon610 / AF-S Micro 60mm f2.8)

動画と同じ方法: 結び終わった際、若干斜めになっている

60mm f/13 1/160s ISO200 (Nikon610 / AF-S Micro 60mm f2.8) ベルルッティ結び Berluti knot

60mm f/13 1/160s ISO200
(Nikon610 / AF-S Micro 60mm f2.8)

なぜ斜めになるか?

ちょうちょ結びをする際に、横に輪っかが出ずに縦になってしまった経験があるのではないでしょうか

ちょうちょ結びでは結び方の選択肢が、最初の結びと輪を通す時の2回あります。組み合わせは4通りで、結果は2通り。横向きと縦向きの2通りの結果が得られますね(厳密には4通り:横向き2通りに縦向き2通り)

それに対してベルルッティ結びは
1.最初の結び

画像と同じ結び  ベルルッティ結び Berluti knot

画像と同じ結び

画像と逆の結び ベルルッティ結び Berluti knot

画像と逆の結び


 

 

 

 

2.1回目の輪を通す時

画像と同じまわし方 ベルルッティ結び Berluti knot

画像と同じまわし方

画像と逆のまわし方 ベルルッティ結び Berluti knot

画像と逆のまわし方

 

 

 

 

 

3.2回目にどちらの輪を通すか(画像の9番→10番のところ)

画像と同じ結び ベルルッティ結び Berluti knot

画像と同じ結び

動画と同じ結び ベルルッティ結び Berluti knot

動画と同じ結び

 

 

 

 

以上の3回あります。組み合わせは8通りになります。
それによって結果は以下の4通りです。
①横にまっすぐ:2通り
②縦にまっすぐ:2通り
③横にまっすぐから若干ななめ:2通り
④縦にまっすぐから若干ななめ:2通り

検証結果

さて、やっとここまで来ました。つまり
画像の結び方:①横にまっすぐであり
動画の結び方:③横にまっすぐから若干ななめ
という違いがあったのです。

正しい結びかた云々と言いましたが、どちらも間違いではないと思います
画像と動画で結び方が違うのはなぜかと検証していたら、このような結果にたどり着いたというだけの話なので、結び部分が少々傾く程度です。

そしてまだ続きます。次回は動画も用意したいと思います。

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