レンズシャッターの仕組み、フォーカルプレーンシャッターとの比較とメリット、デメリット

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前回紹介したのはシャッターの一種、フォーカルプレーンシャッターでしたが今回はレンズシャッターについてです。

フォーカルプレーンシャッターはレンズ交換式のカメラに多くつかわれるのに対して、レンズシャッターはレンズ交換式でないコンパクトデジカメなどに用いられています。

フォーカルプレーンシャッターの構造と幕速、シャッタースピードの計算方法について

レンズシャッターの動作

例のごとくgifファイルを作成しました。
いまいち上手く作れませんでしたが、動作は伝わるでしょう。画像をクリックすると動作を見ることができます。

lensshutter

レンズシャッターの構造は?

フォーカルプレーンシャッターは撮像素子の前であるのに対して、レンズシャッターはレンズ側に取り付けられています。何枚も並んでいるレンズのどこにシャッターが配置されているかによって呼び名が変わります。

レンズの前側ならフロントシャッター、後ろ側ならビハインドシャッター、レンズの間ならビトウィンシャッターといった具合です。ちなみに、シャッターと絞りを兼用する場合は主にビトウィンかビハインドシャッターになります。

上のgif画像の羽根の枚数は5枚ですが、2枚だったり3枚だったりします。

レンズシャッターのシャッタースピードは?

レンズシャッターの最高速度は1/500~1/1000くらいです。フォーカルプレーンシャッターの1/4000や1/8000には及びません。

最高速度が1/500~1/1000なので、これよりも遅くする場合は全開している状態でWaitを入れることでシャッタースピードを延ばすことができます。



フォーカルプレーンシャッターとレンズシャッターのメリットデメリット

前回もさらっと説明しましたが、フォーカルプレーンシャッターはストロボを使用する際には1/250秒くらいまでしかシャッタースピードを上げられません。

シャッターがセンサーの目の前にあるため、シャッターが降りている最中に発光してしまうと影が出てしまうからです。

しかし、メリットとしてレンズシャッターの場合はストロボの使用に制限はありません。
というのもレンズ側にシャッターがあるので、レンズシャッターが開閉途中で合ってもセンサーにある程度均一な光が露光されるためです。

フォーカルプレーンシャッター 構造 仕組み 幕速 歪み レンズシャッター

レンズシャッターの動作

ストロボ

そのほかにも、フォーカルプレーンシャッターに比べてシャッター時のショックが小さいこと等も挙げられます。

次にデメリットについてです。
すでに話をしていますが、シャッタースピードが1/500秒程度しかでないというところです。

まとめ

フォーカルプレーンシャッター:
シャッタースピードが速い(1/4000~1/8000)
シャッターユニットが大きくなってしまう
ストロボ使用時には1/250秒程度までしか使用できない

レンズシャッター:
小型に設計可能
シャッター時のショックが小さい
シャッタースピードの最高速度が1/500秒程度
ストロボ使用時にシャッタースピードは影響を受けない

→ ローリング歪みの発生原理を考える

機械式シャッターと電子式シャッターについて (ローリングシャッター歪みは電子シャッターでしか発生しない?)

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