前回は夜景撮影における7つのポイントを紹介しましたが、ピント合わせの部分が駆け足になってしまったので詳しくお話します。
なぜライブビューを使うのか?
夜景撮影時は遠くのものを引きで撮影することが多いと思いますが、その場合被写体が小さくなってしまいますね。
被写体が小さいと、ピントを合わせるのが大変です。たとえばファインダーをのぞき込んでも、ピントがしっかりあっているかはわかりません。
そこでライブビューを使用します。この時、レンズのオートフォーカスをオフしてマニュアルに設定しておきます。
ライブビュー使用方法
カメラによって違いますが、ニコンのD610を例にとって説明します。
カメラ背面の[Lv]ボタンを押すとディスプレイにファインダーから覗いた画面とほぼ同じ映像が映し出されます。
次に拡大ボタンと矢印ボタンを使用して、ピントがわかりやすい位置を拡大していきます。
ある程度拡大できたら、ピントリングを回してピントを合わせます。
簡単テクニック
被写体の種類によりますが、ピント合わせに便利なポイントを紹介します。
夜景撮影時に光っているものが入っている場合は、この光源にピントを合わせましょう。
なぜ光源ににピント?
この理由は簡単です。光源はピントが合う際に最も小さくなるからです。ピントが甘いと、光源が滲んで大きく見えます。
光源にピントを合わせるのが最も簡単、確実な手段です。
画像の上側はピントが甘く、下側はピントが合っています。
ライブビューの拡大で見るとわかりやすいのでお勧めです。
光源がない場合は?
夜景撮影時に被写体が遠くにある場合、ピントが合うのは大抵無限遠です。
では、無限遠にピントが合うときのピントリングを確認しましょう。最大まで回した状態よりも少しだけ戻った状態です。この位置を予め覚えておきましょう。
最もこの方法は、ライブビューでも合わせられなかった時の奥の手です。完璧に合わせることは難しいのでご注意!
上記のテクニックは星を撮影するときにも重宝しますので覚えておいて損はありません。
まとめ
ライブビューを使用してのピント合わせ方法でした。ちなみにこのテクニックは星の撮影にも応用が効きますので、是非実践してみてください。
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