これまで色々な種類の革靴を紹介してきました。
内羽式と外羽式:靴ひも部分が甲の下か上か
プレーントゥ:つま先に模様がなくシンプル
キャップトゥ:つま先に横一文字のステッチまたは模様
クォーターブローグ:縫い目に穴飾りがついたデザイン
セミブローグ:クォーターブローグにメダリオンがついたデザイン
そこで今回は、フルブローグについて紹介します。
もう名称からひしひしと伝わってきますが、セミブローグにさらにデザインが加わったものとなります。
▼目次
1.フルブローグのデザインとは?
クォーターブローグにメダリオンがついたものがセミブローグですが、フルブローグになるとつま先の穴飾りがWの形になっています。よく聞くのがウィングチップという名称ですね。
これまで紹介した革靴の意匠が全て盛り込まれていますね。
私は個人的に所持していないのでまたもや持ってきました。
2.色々な種類のフルブローグ
一言でフルブローグといっても、実はかなり多くの種類が存在します。
いくつか種類を紹介していきます。
ロングウィングチップ
ロングウィングチップは、Wを模しているウィング部分がかかとまで伸びているスタイルを呼びます。ちなみにロングウィングチップは外羽式のみです。
下の靴のようにツートンカラーになっているものも見受けられます。
ブラインドフルブローグ
フルブローグの穴飾り部分が全てステッチに置き換わったものをブラインドフルブローグと呼びます。
雰囲気が大きく変わりますね。華やかながらも落ち着いた感じになっています。
ちなみに、ブラインドフルブローグの革靴の写真を見つけるのに苦労しました。以下のホームページから拝借しました。
また、ブラインドフルブローグではありませんが似たようなデザインを見つけました。
フランチェスコベニーニョのウィングチップです。
ウィング部分と靴ひも部分は穴飾りとなっていますが、甲からかかとにかけてはステッチとなっています。
ブラインドフルブローグのようでちょっと違いますが、かなり個性的なデザインで面白いです。
フランチェスコベニーニョはイタリア発の革靴です。イタリアらしい華やかで個性的なデザインのものを多数出しています。
特にハンドフィニッシュと言われるグラデーションはとても美しいです。
高級靴に比べて少々安めで手に入るのも良いです。
そのうち紹介したいですね。
グラデーションと色むらがとても綺麗です。
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