ピントが合わない!?猫にピントを合わせる方法(失敗例)

ピントリング回転

前回からマクロ撮影の撮影編に突入しました。
撮影編はさらっと行くつもりでしたが、続いてしまいました。

今回はマクロ撮影の失敗例とその対策について紹介したいと思います。

▼目次

  1. 被写体がぶれる
  2. ピントを合わせたい部分に合わない
  3. 対処法

被写体がぶれる

下の写真のような場合ですね。この時は猫はそんなに早く動いていなかったのですが、盛大にぶれてしまいました。
シャッタースピードが1/60秒ですね。一般的に、[1/レンズの焦点距離]のシャッタースピードが手持ち撮影の限界といわれています。使用しているレンズの焦点距離は60mmなので、1/60秒だとギリギリですね。

そのような時はISOを上げましょう。目安としては倍を試して、足りなければさらに上げていけばよいでしょう。この辺りは露出についてしっかり勉強する必要がありますが、この程度のざっくり知識でもなんとかなります…折を見て説明しますね。

ISO200

f3 1/60s ISO200  60mm
(Nikon610 / AF-S Micro 60mm f2.8)

ピントを合わせたい部分に合わない

たとえば下の写真です。猫の目にピントを合わせたいのに、目の縁部分にピントが合っています。絞り値が低いと、被写界深度が浅くなるのでピントを合わせるのがとても大変です。特に猫などは動くのでより難しくなります。

猫の目昼間

60mm f/3.2 1/4000s ISO800
(Nikon610 / AF-S Micro 60mm f2.8)

対処法

◆カメラの設定
・マニュアルフォーカスに設定する
・連射可能な設定に変更する

◆撮影時のポイント
・フォーカスリングをまわしながら連射する

では実際の撮影写真です。
まずは手前側にピントを合わせます。ここからピントリングをまわしながら連射を続けます。時系列は左からです。左から4,5番目くらいは目にピントが合っていますね。

この手法はとてもおすすめです。猫はやたらと動き回りますからね。この撮影方法は実用的だと思います。

ピントリング回転

ピントリング回転

というわけで、マクロ撮影時のミスとその対処でした。
これはマクロ撮影以外でも使用できるので積極的に取り入れていきましょう。

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