高速シャッタースピードで水しぶきをシャープに撮影!一滴一滴を確実に描写

滝を撮影する際に低速シャッタースピードでの撮影写真を紹介しました。
今回は逆に、高速シャッターで水の一滴一滴をブレずに撮影する方法を紹介します。

滝を糸のような質感で撮影したい

滝撮影におけるシャッタースピード変更

必要なシャッタースピードはいくつ?

下の写真は、シャッタースピード 1/4000秒となっています。
このスピードならしっかりと描写できます。
わかりづらいので拡大したものも紹介します。

70mm f/4 1/4000s ISO800 (NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

70mm f/4 1/4000s ISO800
(NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

1/4000秒

70mm f/4 1/4000s ISO800 (NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

70mm f/4 1/4000s ISO800
(NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

では同じ場所でシャッタースピードを変更して撮影したものを一つずつ確認していきましょう。

1/2000秒

高速シャッター撮影

70mm f/4 1/2000s ISO800
(NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

1/1000秒

70mm f/4 1/1000s ISO560 (NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

70mm f/4 1/1000s ISO560
(NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

1/500秒

高速シャッター

70mm f/4 1/500s ISO280
(NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

1/500秒までシャッタースピードが遅くなると水しぶきがブレているのがわかりますね。
水しぶきを一滴一滴描写するには1/500秒以上のスピードが必要ということがわかりました。

撮影方法

最も簡単な方法は以下になります。
1. 撮影モードをシャッタースピード優先
2. ISO感度設定をAUTOに設定

上記の設定であれば、シャッタースピードだけをポンポン変更すれば楽に撮影できます。

もうちょっと手間をかける場合は…

1. 撮影モードをマニュアルに設定
2. シャッタースピードを1/4000秒に設定(高速寄り)
3. 絞りを決定(最もシャープに映る値:開放から2〜3段絞り)
4. 明るさが足りたないのでISOを上げて対応
5. 上の設定が決まれば、あとはシャッタースピードとISOを同じ段数ずらして撮影

シャッタースピードを1段遅くした場合、ISOも1段下げることで露出は変わらないので同じ明るさで撮影できます。

70mm f/4 1/4000s ISO800 (NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

70mm f/4 1/4000s ISO800
(NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

まとめ

シャッタースピードによる写り方の違いでした。1/500秒よりも早くすれば一滴一滴がしっかりと描写できます。

では最後に滝を真上から撮影した写真です。

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70mm f/4 1/4000s ISO800 (NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

70mm f/4 1/4000s ISO800
(NikonD610 / Tamron 70-300mm f4-5.6 Di A17N)

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