どちらがお好み?ソフトフィルターの有無 天の川、星撮影 

天の川 ソフトフィルター有無


今回はソフトフィルターについてです。
以前もやってますが、色々と思うところもありましたので紹介したいと思います。

というのも、赤道儀を導入しまして写真のレベルが上がりました。
腕が上がったのではないのに、写真のレベルが上がったというのが笑えるところです。

赤道儀については別の機会に紹介するとして、赤道儀の使用によってノイズが少ない写真が撮れるようになりました。そうすると、ソフトフィルターの有無でも見え方が少々変わってきます。

天の川 ソフトフィルター有無

天の川 ソフトフィルター有無

ソフトフィルター有り

左の写真ですね。
夏の大三角形と一緒に天の川を写しています。言うに及ばず、メリットは星の明るさに比例して大きさが大きくなります。

星座を把握するにはソフトフィルターを使わないとわからないと言っても過言ではありません。星座の判別がしやすくなるので楽しいです。

しかし、もちろんデメリットも存在します。
ソフトフィルターの本来の使い方は、全体的にぼかして柔らかく見える効果を狙うことです。
それが天の川にどう影響するかというと、天の川の色がついてる部分のシャープさが失われます。

ではソフトフィルターなしと比べましょう(同じ写真を下に貼ります)

天の川 ソフトフィルター有無天の川 ソフトフィルター有無

ソフトフィルターなし

ソフトフィルターなしは右の写真です。
かろうじて夏の大三角形がわかる…かな。星座を把握するのは至難の技ですね。

では天の川をみてみましょう。
左の写真に比べて色のついた部分がシャープに写ります。…この写真はちょっと分かりづらいですね。

今回撮影して感じたのは、天の川のみに焦点を当てたい場合はソフトフィルターなしの方がいいかもしれないということです。

天の川の黒いまだらのような部分も、ピンクや黄色く見える部分もしっかり伝わります。
星が大きく写るとそちらに目がいってしまいますからね。


天の川

24mm f/2.8 65s ISO800
(D610 Sigma 24-35mm f/2)

まとめ

ソフトフィルター有り
メリット :星座がわかりやすい、ブレてもバレにくい
デメリット:天の川が目立たない、星が主役になってしまう

ソフトフィルターなし
メリット :天の川が主役になる
デメリット:星座がわかりづらい、ブレにシビア

天の川を基準に考えるとこんな感じでしょうか。
最近までは、星を取るならソフトフィルター!と思っていたのですが少々考え方が変わりました。

時間が許せば、ソフトフィルター有りもなしも同じだけバシバシ撮影したいですね。

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星座、天の川の記事まとめ

使用したソフトフィルターはケンコーのプロソフトンのAです。Aは効果弱めですが、紹介した写真の効果が得られます。

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