いきなりですが、チャッカブーツとデザートブーツの違いをご存知でしょうか?
見た目は似た感じですが、明確な違いがあります。
ネット通販等でもたまに間違えて表記されていることがありますが、今回は2つの違いを紹介します。
どちらがチャッカブーツ?デザートブーツ?
答えは、[左がデザートブーツ]で[右がチャッカブーツ]です。
2つの見分け方は、靴の製法で一発です。
デザートブーツについて
ではまずデザートブーツです。
こちらはステッチダウン製法で作られています。
ステッチダウンというのは以下のように、アッパーが外側に出されて(ここがポイント)
コバ部分でアッパー、インソール、アウトソールを一遍に出し縫いしています。
ステッチダウンの特徴
アウトソールの曲りが良く、構造が単純かつ軽量です。
ちょっと外にでるというときなど、スニーカー感覚で使用できるのが良いですね。
上記を踏まえてもう一度デザートブーツを見てみましょう。
出し縫い糸が出ているコバの色がアッパーの色と同じです。こげ茶のアッパーが外側に曲げられているのがわかりますね。
ちなみに、デザートブーツはこちらのグレープソールというゴム底を用いたものが多いです。
グレープソールは柔軟性が高くしなやかなので、アウトソールの曲りが良いステッチダウン製法と相性が良いのが理由かと思われます。
チャッカブーツについて
ではお次はチャッカブーツです。
しれっと別記事でも記事を書いていますが、今回は製法についてです。
チャッカブーツの製法は、グッドイヤーウェルテッド製法やマッケイ製法が多いですね。
簡単な製法の違いはこのような感じです。
どちらの製法もアッパーが内側に入っていくのがわかります。
ということで再度画像を見てみましょう。
茶色のアッパーが内側に入っていき、出し縫い糸部分の色は黒くなっていますね。
ちなみに画像のチャッカブーツはグッドイヤーウェルテッド製法となります。
まとめ
チャッカブーツとデザートブーツは、靴の外側の縁部分を見ましょうという話でした。
アッパーと同じ色ならデザートブーツ、違う色ならチャッカブーツという場合が多いですね。
ちなみに、デザートブーツの方がよりカジュアル寄りとなります。
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